さかい利晶の杜で10/24(土)から特別企画展「伝統とは挑戦なり 竹工芸家・四代田辺竹雲斎」

かつて竹工芸の文化の中心地であった堺で、120年続く竹工芸家に生まれ育った四代田辺竹雲斎の作品を紹介する特別企画展「伝統とは挑戦なり 竹工芸家・四代田辺竹雲斎」が10月24日(土)から、さかい利晶の杜(JR阪堺線「宿院」下車、徒歩1分)で開かれる。

歴代から受け継いできた伝統的な花籃(はなかご)や茶道具を制作する一方で、現代的な造形作品や、漆芸、自在置物、テクノロジーとのコラボレーション作品、さらに空間に広がるインスタレーションなどを意欲的に発表してきた四代田辺竹雲斎。これまでに大英博物館、ギメ東洋美術館、メトロポリタン美術館などで展覧会を開き、海外でも高く評価されている。

「花無心」四代田辺竹雲斎/貝島佐和子/満田晴穂/若宮隆志 2018 夢工房
左のコラボレーション作品を角度を変えて見ると、また違う趣が生まれる
「CONNECTION-GODAI」四代田辺竹雲斎 2019 トルコ・オドゥンバザル近代美術館(OMM) ※この作品がさかい利晶の杜の展示空間に合わせて制作される

 

「作品集 CHIKUUNSAI Ⅳ ∞」(通常版)著者:四代田辺竹雲斎、発行:CCCアートラボ株式会社、定価:16,000円+税、仕様:296ページ/B4変形/幅225×高さ300mm/上製(スリーブ入) ※30部限定・著者サイン入りのビッグブックは幅505×高さ660mmで定価35万円+税

今秋、銀座蔦屋書店から作品集「CHIKUUNSAI Ⅳ ∞」を出版。10月6日(火)~18日(日)には4日間のインスタレーション制作を伴う出版記念の展覧会も銀座蔦屋で開かれている。田辺さんは「今年はコロナ禍で、海外展を中心に多くの展覧会が延期になりましたが、ようやく個展が開催できることになりました。さかい利晶の杜では、昨年トルコのオドゥンバザル近代美術館(OMM)で制作したインスタレーション作品を、展示空間に合わせて制作します。ぜひご覧ください」と話している。

 

【開催概要】

会期:10月24日(土)~11月23日(月) ※11月17日(火)休館

開館時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)

観覧料:大人(大学生含む)300円、高校生200円、中学生以下100円

※本展覧会の観賞券で「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」にも入場できる

※しょうがい者と介助者は無料

会場:さかい利晶の杜 http://www.sakai-rishonomori.com/

(〒590-0958 大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1)

TEL072・260・4386  FAX072・260・4725

 

【四代田辺竹雲斎による講演会】

初日の10月24日(土)10:30~12:00には、四代田辺竹雲斎の講演会「伝統への想い、挑戦の軌跡」を茶室広間で開催(要事前申し込み、定員20人)。参加無料(観覧料は必要)。

<申込方法>

電子メールの件名を「10月24日講演会申し込み」として、本文に氏名(ふりがな)、住所、電話番号、参加希望人数(2人まで)を明記の上、堺市文化課 bunka@city.sakai.lg.jp へ送信。10月16日(金)必着。応募者多数の場合は抽選により決定し、申込者のメールアドレスに結果を通知する。




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カテゴリ: ライフ&アート